「起業したい」と思ったとき、まず考えることのひとつが「法人にするかどうか」です。
たとえば、
- 放課後等デイサービスを開きたい
- 建設業の許可を取りたい
- 不動産業(家や土地を扱うお仕事)を始めたい
- 障がい者向けのグループホームを立ち上げたい
上記のような業種を開業するためには「法人でないと始められない(法人格が必要)」ことがあるのをご存じですか?
◆「法人にする」ってどういうこと?
簡単にいうと、
個人ではなく「会社」というカタチで事業を運営することです。
つまり、「あなた」ではなく「あなたが作った法人」が契約の主体になり、
会社名義で売上を得たり、経費を払ったり、税金を納めたりします。
◆法人化にはどんな形がある?
多くの方が選ぶのは以下の2つです。
・ 株式会社(一番よく見かける!?法人といえば株式会社!)
信頼性が高く、設立も柔軟。役員が複数人いても対応しやすい
・ 合同会社(LLC)
設立費用が安く、運営もシンプル。最近人気の形態
※ どちらも「法人格」を持つという点では同じです。
◆個人事業と法人、どう違うの?
項目 | 個人事業主 | 法人(会社) |
---|---|---|
開業のしやすさ | ◎ 簡単(開業届のみ) | △ 書類が多く設立費用がかかる |
信用度 | △ やや低い | ◎ 高く、取引先や金融機関に有利 |
税金面 | 所得税(最大55%) | 法人税(原則23.2%)で節税の余地あり |
社会保険 | 任意加入(国保・国年) | 社会保険の強制加入(厚生年金など) |
お金の流れ | 売上=自分の収入 | 会社のお金と自分のお金は分ける必要あり |
◆法人化する【メリット】
✅ 信用力が上がる
法人は取引先・銀行・役所などに対して信頼性が高くなります。
「個人事業では契約できない」企業とも取引できるようになる場合もあります。
✅ 節税のチャンスがある
給与所得控除や経費計上の幅が広がり、所得が増えるほど法人化の方が有利になる傾向があります。
✅ 人を雇いやすくなる
社会保険への加入が義務になることで、採用の場でも安心感を与えられるようになります。
◆法人化する【デメリット】
❗ 設立・運営コストがかかる
設立時の登録費用(株式会社で約20万円程度)や、毎年の決算報告など手続きが増えます。
❗ 社会保険が強制加入になる
社長1人でも、法人にした場合は社会保険(健康保険・厚生年金)に加入が必要です。
❗ お金の管理がやや複雑に
「自分の財布=会社の財布」ではなくなるため、経費や役員報酬などの線引きが必要になります。
◆こんな方は法人化を検討してみましょう!
- 年間の所得が500万円以上になりそうな方
- これから人を雇用したいと考えている方
- 大手企業と取引を始めたい方
- 融資や補助金の申請を考えている方
- 将来、事業を売却・承継したいと考えている方
「社会保険労務士いろは」こんなサポートができます!
法人化は「税金のこと」「社会保険のこと」「雇用のこと」など、いくつもの制度が重なり合うタイミング。
だからこそ、起業・法人化の経験がある社労士がトータルでサポートします。
- 法人設立の手続き・流れの説明
- 労働保険・社会保険の加入手続き
- 雇用助成金の活用アドバイス
- 開業時の労務トラブル予防 など
◆まずはお気軽にご相談ください!
「法人にした方がいいの?」
「どのタイミングがベスト?」
「そもそもウチの業種は対象になる?」
そんな疑問に、ていねいにお答えします。
まずはお気軽にご相談ください。
📩 sharoshi.iroha@gmail.com
📞 06-7668-1983
まとめ…
法人化はゴールではなく、スタートラインです。
しっかりと準備して、安心して事業を広げていくために、
私たち「社会保険労務士事務所いろは」が、はじめの一歩から伴走いたします。
